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論文

環境因子を考慮した炭素鋼の大気腐食モデリングとシミュレーション

五十嵐 誉廣; 小松 篤史; 加藤 千明; 坂入 正敏*

鉄と鋼, 107(12), p.998 - 1003, 2021/12

AA2020-0549.pdf:1.53MB

 被引用回数:0 パーセンタイル:0(Metallurgy & Metallurgical Engineering)

鋼の大気腐食に対する環境要因の影響を明らかにするために、相対湿度と降雨量を考慮した新たな大気腐食減量予測モデルを開発した。開発モデルを用いて、宮古島市,銚子市およびつくば市の年間大気腐食減量の計算シミュレーションを行った。計算シミュレーションによる腐食減量は各地点における実測値と良い一致を示した。各地点での腐食重量減量は、飛来海塩量,相対湿度、および降雨の影響を大きく受けることが分かった。

論文

気象データと飛来海塩を考慮した大気腐食計算モデルの開発

五十嵐 誉廣; 小松 篤史; 加藤 千明; 坂入 正敏*

防錆管理, 65(10), p.365 - 370, 2021/10

大気腐食に関連する重要な環境因子である飛来海塩量,気温,相対湿度,降雨を考慮した新たな解析モデルを開発した。大気腐食減量についてシミュレーション予測値と実測データを比較することで開発モデルの妥当性を検証した。また軒下曝露条件および屋外曝露条件における大気腐食減量についてシミュレーション予測値と実測データと比較した結果、降雨による表面洗浄効果によって大気腐食減量が強く抑制されることを確認した。

論文

計算シミュレーション手法に基づく体外計測法の高度化に関する研究

木名瀬 栄

RIST News, (37), p.10 - 19, 2004/03

本研究では、ICRP1990年勧告の要件である内部被ばく線量測定に必要な精度,摂取時期不明などを起因とする不確かさファクター3を満たした高精度体外計測法の確立を目的として、モンテカルロ法を用いた計算シミュレーションによる体外計測装置の数学的校正手法を開発するとともに、体外計測装置校正の体格依存性補正法の開発,体外計測装置による体内放射能評価の不確かさ解析を行った。開発した数学的校正手法は、被検者について多種多様な人体形状,放射能分布の模擬を容易にし、放射能を含有した人体形状模型である物理ファントムを要さない体外計測装置の校正を可能にした。また、数学的校正手法を用いて、体外計測装置校正にかかわる体格依存性補正法を開発し、体表面積を補正因子とした体格補正式を考案した。さらに、実測及び計算シミュレーションにより、体外計測装置による体内放射能評価の不確かさについて解析し、体内放射能評価の不確かさにおいて体内放射能分布による体外計測装置計数効率の変動などが大きく影響することを明らかにした。

報告書

東海村臨界事故における重度被ばく患者に対する線量分布の詳細解析; 原研・放医研共同研究

遠藤 章; 山口 恭弘; 石榑 信人*

JAERI-Research 2001-035, 83 Pages, 2001/05

JAERI-Research-2001-035.pdf:23.19MB

東海村のウラン加工施設において発生した臨界事故では、現場にいた3名の従業員が重度の放射線被ばくを受けた。このうち、沈殿槽にウラン溶液を投入する作業を行っていた2名は、中性子と$$gamma$$線が混在する核分裂線源近傍において、著しく不均等に被ばくした。これらのことが、この2名の臨床症状に深く関係していたと推定されている。したがって、2名の重度被ばく患者に対しては、臨床症状との対比のために、部位ごとの中性子及び$$gamma$$線による線量分布の情報が不可欠である。原研では、放医研との共同研究として、被ばく時の位置、姿勢を模擬した計算シミュレーションを実施し、重度被ばく患者の線量分布を詳細に解析した。本解析結果は、中性子及び$$gamma$$線高線量被ばく時の人体影響の解明、その治療法等、学術面での研究の進歩のために利用されると期待される。

口頭

MOX燃料取扱グローブボックス周囲での中性子個人線量計のフィールド校正に関する考察

辻村 憲雄; 吉田 忠義; 星 勝也

no journal, , 

MOX燃料の製造工程において中性子個人線量計のフィールド校正を実施する場合の個人線量計の応答と線量の関係をモンテカルロ計算シミュレーションによって明らかにした。

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